2017年4月に施行された改正FIT法では「設備認定」から「事業計画認定」へと内容が変更されました。
資源エネルギー庁は認定条件を次のように位置付けています。

①　再生可能エネルギー電気の利用の促進に資するものであり
②　円滑かつ確実に事業が実施されると見込まれ
③　定的かつ効率的な発電が可能である
（※資源エネルギー庁　平成29年3月事業計画策定ガイドラインより）

2012年からスタートした固定価格買取制度ですが、適切な管理がされていない発電所が数多くあると言われています。
「事業計画認定」では、『適切な保守点検及び維持管理を行う事業計画となっていることが認定の条件』となっており、今後は定期的な点検と発電能力の維持管理、いわゆるO&M(operation & maintenance）は必須です。

経年劣化によって起こりうるトラブルは以下のとおりです。

・太陽光パネルの出力低下
・架台ボルトの緩み
・ケーブルの断線
・コネクタの接触不良による焼損　など

これらのトラブルは発電量の低下はもちろん、漏電に気付かないままでいると被害は更に拡大し、最悪の場合は火災といった事故に繋がることもあります。

産業用の太陽光発電システムは、遠隔地などの目の届きにくい場所に設置される事が多く不具合や故障に気付かれないオーナー様もいらっしゃいます。

当社では、専門チームにより定期的に行う各種機材の点検によって不具合箇所の早期発見、システム全体の維持・管理を行っています。